広大な自然の中でプレーすることができ、密を避けることができるスポーツとして「ゴルフ」人気が急上昇中!若年層を中心にブームとなりつつあるゴルフですが、用意するものが多く迷ってしまいますよね。これからゴルフを始める初心者の方や初めてゴルフのラウンドを回る方のために揃えておくべきラウンド用品からゴルフ便利グッズまでとことん紹介します。
ゴルフクラブ
ゴルフラウンドの際、ゴルフクラブは最大14本まで持ち込むことができます。
上級者になると内訳を細かく設定する、いわゆる「クラブセッティング」を組むものですが
初心者の方や初めてラウンドする方はまず11本揃えてみましょう。
その内訳は、ドライバー(1W)、3番ウッド(3W)、6〜9番アイアン、PW(ピッチングウェッジ)、AW(アプローチウェッジ)、SW(サンドウェッジ)、パターの11本です。
1.ドライバー
一番長く先端(ヘッド)が大きく、一番飛距離の出るクラブなのでラウンドの際に1打目で使うことが多いです。
ヘッドごとにそれぞれ特徴があり、初心者の方はヘッドが大ぶりのものを選ぶのがおすすめです。また、シャフト(グリップとヘッドをつなぐ棒)にも特徴があり、初心者の方は柔らかくしなりやすいものを選ぶのがおすすめです。
2.フェアウェイウッド
ドライバーの次に長く、飛距離の出るクラブでその名の通りフェアウェイ(主に2打目)
から打つことの多いクラブです。
3番ウッドをスプーン、5番ウッドをクリークと呼び、番手の違いによりクラブのボールに当たる面の角度が違い、飛距離に差が出ます。
ドライバーとの飛距離の差などを考慮して選ぶことが大切です。
3.ユーティリティ/ハイブリッド、レスキュー
アイアンとフェアウェイウッドの中間に位置するクラブで、フェアウェイウッドよりはヘッドが小ぶりでアイアンよりは長さがあり飛距離が出るのが特徴です。
その名の通り、使い勝手の良い(Utility)クラブで、元々は長くてヘッドの小さいロングアイアンの代替品として誕生しました。ロングアイアンに比べヘッドが大きく、それでいて同等の距離を飛ばすことができるクラブです。
ゴルフクラブのメーカーによって「ハイブリッド」や「レスキュー」と呼ばれることもあります。
4.アイアン
クラブの先端(ヘッド)がアイアン(鉄)でできているクラブです。主に2打目以降で飛ばしたい距離によって番手を選んで使用するクラブです。シャフトがスチールのものやカーボンのもの、ヘッドが易しいキャビティバックや中空のものや難しいマッスルバックと言われるものなど多種多様です。
5.ウェッジ
2打目以降、ボールをグリーンに乗せるために使用するクラブで、、PW(ピッチングウェッジ)、AW(アプローチウェッジ)、SW(サンドウェッジ)のように◯Wと記載されているものや52°、60°のようにクラブのボールに当たる面(フェース)の角度がそのまま数値で記載されているクラブのあります。
基本的にPWが46°前後、AWが50°前後、SWが56°前後となっています。
飛距離による違いの他に弾道の高い低いやスピンのかかり方などによって使い分けることが多いクラブです。
6.パター
グリーン上でボールを転がし、カップに入れるために使用するクラブです。
素材や形状などさまざまな種類があり、選ぶ楽しみがたくさんです。
中でもピン型(長方形)のものとマレット型(大ぶりでさまざまな形)のものがあります。
中には100万円を超えるパターもあります!
選ぶのが非常に難しいクラブではありますが、一番スコアに直結するクラブがパターなので店舗などで試し打ちなどをして、スペックや値段よりもフィーリングを重視して選ぶのがおすすめです。
服装
ゴルフは紳士淑女のスポーツとも言われており、ゴルフ場ではドレスコード(服装のマナー)が決まっています。ですが、堅苦しいウェアばかりではなく、ファッション性やバラエティに富んだウェアが多く出ています。
ファッションを楽しむのもゴルフに出かける時の楽しみの1つです。
ドレスコードを守った上で楽しむことが紳士淑女としての嗜みですね。
キャップ / バイザー
ゴルフは屋外の自然の中で行うスポーツなので太陽の紫外線から頭部や目を守るために必需品です。夏場は通気性の良いメッシュ素材のものを、冬場は保温性能の高いものなどを選ぶのがおすすめです。ウェアのブランドやキャディバッグやクラブのメーカーのものと合わせてコーディネートすると、とてもおしゃれです。
シャツ
シャツには2種類あり、襟のあるポロシャツと襟の高いモックネックやハイネックタイプのものです。いずれにも「襟」があることが大切です。
吸水速乾やUVカット、抗菌防臭効果などのある素材を使っているものもあります。
また、女性は襟付きのワンピースタイプなどもあり、ファッション性に富んだものが多く発売されています。
アウター
主に冬場に使用することが多く、セーターやカーディガン対応のものやジャケットタイプのものがあります。特に寒い日などは防風、保温効果の高いものなどを選ぶことをおすすめしています。急な雨に備えて撥水加工の施されたものも人気です!今年からTaylorMadeなどのゴルフメーカーのアパレルラインから「フード付きパーカー」がゴルフウェアとして発売され、若年層を中心に着用が増えているのでこちらもおすすめです。
パンツ / スカート
パンツは大きく分けてロングとハーフの2種類があります。
昨年からプロの試合でもハーフパンツが認められるなど、業界に変革が起こっております。しかし、ハーフパンツを着用することが増える夏場は芝が長く伸びたり昼夜の寒暖差で湿っていたり、虫が多くいたりするので脚部を守る意味でも慣れないうちはロングパンツの着用をおすすめします。スカートを着用する際は膝上丈のソックスを着用するのがおすすめです。
ベルト
ゴルフ場ではドレスコード(服装のマナー)としてシャツの裾をシャツに入れる必要があります。そのため、ベルトの着用がマナーです。キャディバッグやクラブのメーカーやウェアのブランドと合わせるのがファッションに一貫性があるので非常におすすめです。
バックルがあまりにも大きいものや鏡面加工がされているものなどはプレー時の妨げになる可能性があるので注意が必要です。
ソックス
忘れがちな靴下ですが、こちらもマナーがあり「くるぶしが隠れる長さのもの」を着用するのがおすすめです。ハーフパンツや短いスカートの際には膝まであるものを着用すると季節問わず安全にプレーすることができます。
また、ゴルフは自然の地形そのままにプレーを行うので靴擦れや疲労を防ぐものが好ましいです。
ラウンド用品
ゴルフラウンドに行く際に必要なものがたくさんあります。
普段練習の際には使うことのないものが多いので、忘れ物しないようにしっかりと揃えましょう!忘れてしまった際も慌てなくて大丈夫です。ゴルフコースにはほとんどの場合、売店が備わっておりゴルフラウンドに必要なもののほとんどは現地調達できるようになっています。しかし、当日慌てないためにも事前に用意しておいましょう。
キャディバッグ
クラブはもちろんのこと、ボールやシューズ、グローブなど必要なものを入れることができます。ゴルフラウンドの際にはそのままカートに積むことができるので非常に便利です。
ゴルフキャディバッグは大きく分けて2つ、「自立型」と「スタンドタイプ」があります。自立型は単体で立てて置くことができるものです。スタンドタイプはキャディバッグの側面にスタンドがついており傾けることでスタンドを開いて置くことができるものです。
ラウンド時に多く使う場合は自立型のものを。練習場などで傾けて置くことが多い場合はスタンドタイプがおすすめです。
グローブ
ゴルフグローブはスイングの際に滑らないようにするために必要なアイテムです。
右打ちの方は左手のみ、左打ちの方は右手のみ着用するのが一般的ですが、力の弱い方や手の小さい方などは両手着用することでよりしっかりとクラブを握ることができます。
まめや擦れなどから手を守るために手のサイズにあったものを着用することが大切です。
ボール
ゴルフラウンド時にプレーするための必需品です。
1ダース12球入りで発売されていることが多いです。
タイプは「スピン系」と「ディスタンス(飛距離)系」に別れており、プレースタイルによって選ぶのがおすすめです。初心者の方には転がりやすく飛距離の出しやすいディスタンス系のボールがおすすめです。慣れないボールを無くしてしまう可能性が高いので1ダース以上持っていくようにしましょう。
また、ボールにはアニメキャラクターなどの絵柄が描かれたものや名前やマークなどを刻印できるサービスなどがあるので好きなものを選ぶ楽しみがあります。
ティー
ティーは1打目をうつ際にボールをティーグラウンド上にセットするために必要なものです。ティーを使うことで地面に触れていない状態でボールを打つことができるため、地面に置いた状態よりも打ちやすくまた飛距離が出やすくなります。
長さが違ったり、素材が違うものがあるので使用用途に合わせて購入する必要があります。
最初は7〜80mmのロングティーと40mm程度のショートティーの2つを用意しておけば問題ありません。
グリーンフォーク(ディボットツール)
グリーンフォーク(ディボットツール)はボールがグリーン上に落ちた際にできる穴(ディボット/ピッチマーク)を直すために必要となります。
ディボットを放置することでグリーン上の芝の成長を妨げてしまったり、でこぼこしてしまい他の利用者の方に迷惑をかけてしまいます。なので必ず使用してグリーンを綺麗な状態に保てるようプレーしましょう。
マーカー
グリーン上で自分のボールをマークする際に使用します。パタークラブにてパットを行う前にはボールを拾い上げ綺麗にしたり、他のプレーヤーのボールとぶつからないようにするために、グリーン上のボールの後方にマーカーを置いて拾い上げる必要があります。
マーカーにはマグネットがついており、キャップにつけることができるものや、さまざまなデザインが描かれたものなど多種多様です。自分のおすすめを探してみてください。
ボールケース
カラビナがついたものでパンツやスカートのベルト穴につけておくことができます。初心者の方などO.B.をした際やボールを探しにいったもののなかった時などにカートまで新しいボールを取りに帰ることができないことが多くあります。そういった時に予備のボールを2個携行することができるだけでなく、予備のティーも一緒に持っていくことができるのでとてもおすすめです。パンツのポケットに入れても良いのですが、ショットの動きなどが制約されてしまう可能性もあるのでぜひ使ってみてください。
シューズ
普段履いている靴やスニーカーなどでプレーすることはNGです。ゴルフ専用の靴を履いてプレーする必要があります!ゴルフラウンドは大自然の中で行うため、足場の悪いところでプレーしたり、長い距離を歩いたりするため、専用の靴で行うことで怪我を防いだり負担を軽減することができます。
スパイクシューズ
靴の裏に爪のようなスパイクがついているタイプです。スパイクがついていないものに比べて重さがある場合があります。最大の特徴はスウィングの際に踏ん張りやすい点です。スパイクが芝を掴むようにして足を固定することができるので、下半身が安定します。
また、スパイクが欠けたりしてしまってもスパイク部分だけを簡単に交換することができるのでお財布にも優しいです。
スパイクレスシューズ
スパイクシューズとは違い、靴裏に取り外し可能なスパイクがついていないゴルフシューズです。最大の特徴は普段履いているようなスニーカーと近い感覚でプレーすることができる点です。スパイクシューズに比べるとグリップ性能は劣りますがより素足に近い感覚でプレーできるのでグリーン上での細かな傾斜が読みやすいなどの利点があります。また、ファッション性に富んだシューズが多く、初心者の方に非常に人気です。
ラウンド時にあったら便利なアイテム
必要なものではないけれど、あるとより便利に、快適にプレーすることができるゴルフアイテムを紹介します。ストレスなくプレーすることは良いスコアにも繋がるので、慣れてきたらぜひ揃えたいゴルフグッズです。
飛距離計
ボールがある現在地から目標物までの距離を正確に測定できる機械です。昨年からプロの試合での使用が認められ、さまざまな商品が発売されています。残りの距離を正確に把握することでクラブの番手選びに悩むことがなくなるので、より快適にプレーできること間違いなし!直線距離だけでなく、高低差を測定できるモデルもあります。また、手に持ち覗き込むことで目標物との距離をはかるものと腕時計のように腕に巻き付けながらピンとの残り距離をGPSで確認できるものがあります。好みに合わせて使い分けてください。
傘
屋外なので突然、雨が降ることも少なくありません。備えあれば憂いなし!用意しておくと安心してプレーすることができます。また、日差しの強い夏場は日傘としても使用できるので日焼け対策にも助かるアイテムです。
紫外線対策アイテム
ゴルフ場は平野部や海沿いなどにあることが多く遮るものがない中で夏場の強い日差しを浴びることになってしまいます。そのため、紫外線対策は必須です。日焼けをすることで体力が必要以上に奪われてしまったり、思わぬ怪我に繋がることがあります。安全にプレーするためにもぜひ揃えておきたいアイテムです。
寒さ対策
夏場は暑く、冬は寒いのがゴルフ場です。ホール間のカートでの移動や他のプレイヤーのティーショットを待っている間など、体が冷えてしまう場面が多くあります。冷えた状態でスウィングしようとするとボールが思うように飛ばなかったり身体を痛めたりしてしまいます。そういった事態を防ぐためにも揃えておくと良いアイテムです。中でもおすすめなのがミトンです。ゴルフクラブを握る際に手がかじかんでいるとうまく握れないので温めておくことで快適にプレーすることができます。
周りのプレイヤーと環境への配慮を大切に
ゴルフは大自然の中で行うスポーツなので非常に気持ちが良いです。しかし、近くに仲間内のプレイヤーしかいない時間が多いため、横柄になってしまったりマナーをつい忘れてしまいがちです。自分が快適にプレーするだけではなく、他のプレイヤーへの配慮、そして自然の中でプレーさせていただいているという、感謝の気持ちを忘れることがないようにしたいですね。