ゴルフクラブの種類
ゴルフクラブの種類は大きく6つに分類されます。飛距離の出るクラブから順番に
ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアン、ウェッジ、パターとなっています。
また、これはクラブ自体の長さと比例しています。一番飛距離が出て長いクラブがドライバーとなっています。
ゴルフのホールは18ホールからできており、毎ホール規定打数が決まっており、その打数でホールアウト(グリーン上のカップにインさせること)することを『パーPar』と言います。
ゴルフはホール毎に定められたティーイングエリアという1打目を打つためのエリアからボールを打ち始めます。第二打、第三打と打ち進めてグリーンにボールを乗せるので、カップまでの残りの距離を正確に打ち分けるクラブがそれぞれ必要となります。
例えば、420ヤード、パー4のミドルホールで、1打目を一番飛距離出るクラブである「ドライバー」で約250ヤードを飛ばし、残りの170ヤードを自分の各クラブごとの飛距離と相談してショットし、グリーンに乗せます。グリーン手前に落ちてしまった場合はアプローチ用のクラブを使います。グリーンに乗せることができたらボールを転がしてカップに入れるためパターを使います。
上記のように、複数のクラブが必要になってくる理由は、カップまでの残りの距離やそのほかの目標物までの距離に応じてクラブを使い分けるためです。また、残りの距離だけでなく、目の前に障害物がある場合やボールの設置面(ライ)の状態によってもウッド系やユーティリティ、アイアンなど、それぞれ使い分けるのがベストとされています。
ゴルフクラブ①:ドライバー
全てのクラブの中で一番長く、ヘッドが大きいのが特徴です。
主に1打目に用いることが多く、前述の特徴から一番距離を長く飛ばすことができるクラブです。
ヘッドは大きいのですが、長さがある分ヘッドの芯に当てるのが非常に難しいクラブでもあります。
ゴルフクラブ②:フェアウェイウッド
ドライバーの次に長さのあるクラブで、主に2打目以降に使用する頻度が多いクラブとなっています。フェアウェイと呼ばれる芝が短く刈り込まれたエリアから比較的長い距離を飛ばす際に使用します。2打目以降に使用するのでもちろんティーアップをすることができないので地面にあるボールを直接打つ必要があるため非常に難易度の高いクラブでもあります。
フェアウェイウッドにはドライバーと違い番手が別れており、それぞれロフト角(ボールにコンタクトする面の角度)がそれぞれ異なっています。
3、5、7、9番という風に別れており、数字が小さいほど長く、ロフト角が少なく遠くに飛ばすことができます。
ゴルフクラブ③:ユーティリティ
ロングアイアン(5番以降のアイアン)はシャフトが長くヘッドが小さいという特徴ゆえにとても難しく多くのゴルファーを悩ましていました。そこで登場したのがユーティリティ(メーカーによってはハイブリッドやレスキューともよぶ)です。「Utility」という名前の通り、使い勝手がよ猪が特徴です。ロングアイアンと同じ飛距離性能を実現しつつ、ヘッドをフェアウェイウッドのように大ぶりにすることで初心者でも扱いやすいクラブとして開発されました。ウッド型のヘッドだけでなく、中空仕様のアイアン型ユーティリティなども発売されています。
ゴルフクラブ④:アイアン
フェアウェイウッドよりも短く、中短距離を飛ばす際に用いるクラブで番号ごとに長さ、重さ、ロフト角などそれぞれ異なっています。「9、8番をショートアイアン」、「7、6、5番をミドルアイアン」、「4番〜ロングアイアン」と呼ぶこともあります。
ゴルフクラブ⑤:ウェッジ
アプローチなど主に短い距離で使用するクラブです。2打目以降、グリーンにボールを載せるためのショットをアプローチと呼び、その際に使用します。一番短い9番アイアンよりもさらに短く、ヘッドの重量があるのが特徴です。ロフト角が「46°前後のものをピッチングウェッジ」、「50°前後のものをアプローチウェッジ」、「56°前後のものをサンドウェッジ」、「60°前後のものをロブウェッジ」と呼びます。ロフト角は用途によって使い分ける必要があるため、自身のプレースタイルと相談して購入するのがおすすめです。
ゴルフクラブ⑥:パター
グリーン上で、カップにボールを転がして入れるために使用するクラブです。パッティングは繊細なタッチを必要とするため、非常にさまざまなモデルが発売されています。「ヘッドが大ぶりなマレット型」や「スタイリッシュなピン(ブレード)型」など多種多様です。数値では測ることのできないフィーリングが重要になってきますのでぜひ店頭などで試打を行ったのち購入することをおすすめしています。
プレースタイルにあったクラブを
初心者の方は自分にどのクラブが自分に合うのか、どの番手が得意なのか。などわからないことがたくさんあると思います。なので練習を進め、慣れていく段階で自分にあったクラブを選んで購入していくことをおすすめしていきます。また、成長過程に置いて、シャフトの重量や柔らかさ(フレックス)などの最適解も変化していくので最初から全てを揃えるのではなく得意、不得意を把握することから進めることをおすすめします。
自身のプレースタイルそして自分の身体にあったクラブを選んでゴルフ人生をエンジョイしてみてください。